人生を変える珈琲の飲み方

珈琲は健康食品か嗜好品か 「人生を変えるコーヒーの飲み方」

珈琲は嗜好品であるが故、長らく、身体には良いものではないという認識が一般的に持たれていると思います。眠気を覚ます、「カフェイン」の効果はもちろん有名ですが、「過剰摂取は良くないだろうし、胃が荒れるしいろいろと体に不具合が出そう」という印象。よく、映画や小説などで、主人公が喫茶店で煙草をふかしながら熱くて濃いコーヒーを飲むシーンがありますね。そしてほとんどの場合、主人公は不規則な生活をして、不健康です。ですから、煙草とコーヒーはセットで、不健康のシンボル的な扱いをされていました。しかし!そんなイメージは70~80年代に任せておき、いまは、珈琲の本当の力を知る時代になっているのです!私は、この本に出会い、珈琲はただの嗜好品ではなく、健康食品なのだ、ということを知りました。そして今まで以上に、自信を持って、珈琲をお勧めするようになったのです。まさに、「人生を変える」力を持つ本ですね。

「人生を変えるコーヒーの飲み方」ボブ・アーノット著 佐々木紀子訳

医学博士であり、作家でジャーナリストのアーノット氏が、珈琲にはまり、医学の観点からあらゆる研究結果を引用して、珈琲の健康への有用性を説いています。

さきほど、「いまは珈琲の本当の力を知る時代だ」と書きましたが、実際、この本に載っている研究のほとんどは2000年代以降に実施されたものになります。

いくつか、抜粋させていただきます。

  • 一日数杯の珈琲を飲むことで、死亡リスクが女性で15%、男性で10%も低くなる
  • 抗酸化物質(ポリフェノールなど)の含有量が珈琲は圧倒的に多い。その量は、赤ワインの17倍、紅茶の3倍
  • 珈琲に含まれる、ポリフェノール類の「クロロゲン酸」はカフェインの興奮作用を抑制してくれる。また、抗炎症作用がある。
  • ダイエットに向いている

カフェインは体の代謝率を上げてくれます。とくに、運動する1時間前に珈琲を飲むと、エネルギーも速度もパワーも増大します。そして、カフェインが脂肪に集中して燃やすよう働きかけます。また、珈琲に含まれる抗酸化物質のひとつ「メラノイジン」は消化管に働き、余分な脂肪の吸収を減らす効果があります。

  • 抗うつ気分を吹き飛ばす

  コーヒーを飲む人はうつ病発症率も低ければ、自殺率も低いという研究結果。 ハーバード大学公衆衛生大学院での研究では、毎日数杯のコーヒーを飲む男女は、実に50%も自殺率が低かったという結果がある。

  • 糖尿病予防にはコーヒーが有効!

  ギリシャで行われた研究によると、カップ1杯以上のコーヒーを飲む人は、飲まない人よりも糖尿病になる割合が54%も少ない。

  • 心臓病予防にも有効!

 コーヒーに含まれる抗酸化作用と抗炎症作用により、血液がサラサラになり、心臓病になる確率が78%も低かった。

などなど、数え上げるときりがないのですが、とにかく珈琲が万能であるスーパーフードであることがわかります。毎朝、淹れたての珈琲を飲んでいる皆さんは、体の健康に良いことをしていたということです!

※注意

著者の国、アメリカでは缶コーヒーというものがほとんどないので、缶コーヒーについての言及はないのですが、缶コーヒー、とくに甘いものは健康によいとは言えません。大量の砂糖、脂肪分、各種の化学調味料や香料が含まれているし、そもそもどのような珈琲豆が使われているかわかりません。もちろん、カフェインの効果などはあるかもしれませんが、全体として健康に害がある側だと、私は思っています。(でもたまに飲んじゃいますけどね。。。!)