珈琲はキリスト教徒?
珈琲が歴史に名前を出すのは16世紀頃。
元々アラビアの世界で飲まれ始めていた珈琲がヨーロッパに伝わってきました。
しかし最初はその真っ黒な見かけから、忌避する人も多かったようです。
国ごとに受け入れたい人と受け入れたくない人の攻防があるのが珈琲の歴史。
その中でも面白いエピソードのひとつが、キリスト教による珈琲の洗礼。
人じゃないのに洗礼?と思いますよね。
ウイリアムHユーカーズ著 『ALL ABOUT COFFEE』によると
「コーヒーがローマに伝えられて間もない頃、祭司たちが、コーヒーはイスラム教徒が愛飲するサタンが作り出した飲料だとして、教皇クレメンス8世に、キリスト教徒にその飲用を禁じるよう求めた」
「教皇はそのサタンの飲み物に興味を覚え、彼の許に持ってこさせた。コーヒーの香りは快く、気をそそられた教皇は1杯だけ飲んでみようという気になった。コーヒーを飲んだ教皇は、声を弾ませてこう言った」
「このサタンの飲み物はこれほど美味なのに、異教徒だけが飲めるのは残念だ。洗礼を施してサタンを欺き、キリスト教徒の飲み物にしてしまおう!」
かくして、珈琲は世界で初めて洗礼を受けた飲み物になり、今もキリスト教徒なのです(笑)
これは事実かどうかは疑わしいのですが、教皇が洗礼を施してでも飲みたくなるという、珈琲の魅力を伝えるエピソードですね。