a day a time 流 美味しい珈琲の淹れ方

お店でよく、お客さまから言われることがあります。

「自宅で珈琲を淹れると、お店で頂く試飲と同じ味にならないんです」

お店で試飲していただいて、気に入った珈琲豆を買って帰ったのに、ご自宅で同じように楽しめなければ、それはもったいないことですよね。

そこで、当店がお店で試飲の珈琲を淹れるときの、 a day a time 流の抽出方法とコツをご説明します。

(大前提として、コーヒー抽出には無限の方法があり、それぞれのコーヒーマイスターにはこだわりがあり、絶対的な正解はありません。少なくとも a day a time Coffee Roaster で飲む試飲の味は安定して出せますよ、という方法です)

● 道具について

当店の珈琲抽出に使用している道具は以下の通りです。

【ドリッパー】 コーノ式 MEIMON ドリッパー →抽出のペースがちょうどよく、バランスよく落とせると思います。1杯分の時のみ、フラワードリッパー DEEP27 を使用します。

【ペーパー】 コーノ コットンペーパー →コーノ式ドリッパー専用 標準のペーパーより雑味なく落とせるとおもいます。

【サーバー】 Hario コーヒーサーバーV60  あるいは細かく目盛りがついているもの 目盛りがないものはおすすめしません。

【ドリップポット】 タカヒロ ドリップポット 0.9L(2~3杯分) と 1.5L(4~5杯分) 細くも太くもお湯を注ぎやすいです。

タカヒロ 左から1.5L 銅 0.9L ステンレス

【ミル】Karita 電動コーヒーミル →店舗では業務用を使っていますが、自宅では一般用のナイスカットGを使用しています。手動でも、電動でもよいと思いますが、毎朝淹れるとなると、手動は疲れてしまうのでいつか電動になるとおもいます。プロペラ式は避けてください。

自宅のナイスカットG レトロで気に入って長年使用しています。

【ハカリ】タニタとか、グラム単位が量れればなんでも。

お湯を沸かすには、普通のやかん。電気ケトルでもよいと思いますが、電気はお湯が冷めるのが早い気がします。

● 手順 

1.ハカリで珈琲豆を量ります。大体このくらい、ではなく、毎回必ず量ります。 

 ※粉で購入された方は、ペーパーをドリッパーにセットしてから、ハカリにおいて粉を量るとよいです。

1杯(130㏄)あたり10g が目安。1杯分を淹れるときは12g、5杯分のときは9g と調整してもよいとおもいますが、お店ではいつも4杯分を40g、5杯分を50gで淹れています。コーノ式を使う場合、できれば2杯分以上で抽出してください。1杯分を抽出すると薄くなります。1杯分だけ抽出したい方は、フラワードリッパーDEEP27 がおすすめ。

2.豆を挽きます。挽きの細かさは中挽きよりやや細かめ。グラニュー糖くらい。

3.ペーパーの端を折ってドリッパーにセットし、粉を入れる。

3.やかんでお湯を沸騰させます。お水は自宅の水道水でよいです。

4.沸いたお湯をドリップポットに移す。

5.ドリップポットからコーヒーサーバーにお湯を移す(サーバーが温まり、同時にお湯の温度が少し下がります)

4~5をもう一度繰り返します。お湯の温度は83~85℃くらいになっているはずです。(沸騰したばかりのお湯では熱すぎますので、抽出してはいけません。)

6.ドリッパーをセットしたら、ゆっくりと、粉全体がしめるようにお湯を注ぐ。全体に浸透し、数滴サーバーに落ちるくらい。

7.10~15秒、待ちます。(30秒蒸らしが一般的ですが、当店では30秒は待ちません)

8.粉の真ん中あたりに、円を描く様に、ドリッパーの中くらいの高さまでお湯を注ぐ。数秒待つ。でもお湯がなくなるまでは待たない。

9.さっきより高くまでお湯を注ぐ。数秒待つ。

10.やはりお湯が落ちきるまでは待たずに注ぐ。今度はペーパーから溢れないくらいまで注ぐ。真ん中まで落ちたらまた注ぐ。

11.サーバーの目盛りを注意深くみて、任意の杯数のところまで来たら、ドリッパーにお湯が残っていても外す。(ドリッパーを置く器を用意しておくとよいでしょう)

サーバーの珈琲抽出液をスプーンでかるく混ぜたら、出来上がり。

【時間について】 珈琲抽出法の本などには、抽出時間について細かく書いてあり、タイマー付きのスケールもありますが、時間に気を取られると、自分の気持ち良いペースで注げないので、気にしていません。

いかがでしょうか?

手順にすると多くなりましたが、動作自体はシンプルです。もう一度、重要なことを抜粋して書き出しますね。

・豆の重量を必ず量る

・目盛りのあるコーヒーサーバーを使う。

・沸騰したままのお湯で抽出しない ドリップポットを使うことでうまく調整できます。

・ドリッパーにお湯が残っていても、目指す杯数まできたら、迷わずドリッパーを外す。もったいないとかは考えないこと。

これで、毎朝のコーヒータイムが素敵な時間になりますね♪