アイスコーヒーの季節です。

アイスコーヒーが美味しい季節になりました。
当店では、暑くなってくると試飲のコーヒーをアイスでご用意しています。
開店して1~2年は「水出しコーヒー」でご用意していました。いわゆる Cold Brewですね。
水出しコーヒーはその名の通り、水に珈琲粉を浸し(あるいはドリップし)時間をかけて抽出します。熱を使わないので、苦みが出ず、とてもスッキリします。コーヒー風味の紅茶のような味で、ゴクゴク飲めます。

水出しコーヒーを作る際は、Harioの『フィルターインボトル』を使用しています。当店でも販売しています。(店舗販売限定)
ですが、去年あたりから、ホットで抽出したコーヒーを冷やしてアイスコーヒーとしてご用意するようになりました。
水出しに比べて、しっかりとした飲みごたえがありつつクリアな後味。ホットにした時の味もイメージしやすく、試飲としてはこちらのほうが向いている気がしています。また、ミルクを入れても珈琲風味が負けません。
アイス向きの豆
水出しでも、ホットを冷やすタイプでも、深煎りの珈琲豆がおすすめです。
中深煎りより浅い焙煎度でも、もちろん美味しいのですが、ホットの時より酸味が立つようになる傾向があります。
アイスコーヒー用として当店の人気No.1は、コロンビア・スプレモ『深煎り』です。

店頭では、アイスコーヒーの基本はこれ、とご案内しています。ホットでもですが、アイスにしても、珈琲らしいコクとパンチをしっかり感じます。
店主のおすすめは、マンデリン G1『深煎り』です。

コクとキレ、甘み。質の良いコーヒーの美味しさを感じられます。苦み重視には、もっと煎りの深い、極深煎り(イタリアン)も、おすすめ。甘みが和らぎ、すこし固めの印象に。
今年の夏のおすすめは、タンザニア・ンゴロンゴロ・エレファントフォレスト『深煎り』です。

アイスにしても香り立つ芳香。(通常ホットに比べアイスは香りが弱くなります)コクと甘み、ココアの様な味わいがあり、後味がスッキリ。仕入れ量が限られているため、在庫が売り切れ次第終了ですが、おすすめです。
アイス向きの隠れ名品は、エチオピア イルガチェフェ G2 〈深煎り〉です。

トロっとした甘み、苦み、コク。飲み込んだあと口内に残るつよい香ばしさ。ある意味スッキリさとは無縁の、染み入るアイスコーヒーならこれです。
今回は、当店の店主の好みとして、深煎り豆を紹介してみましたが、とても暑い日に氷と一緒に、フルーティーなアイスティーのように飲みたいのであれば、浅煎り~中深煎りのフルーティーなナチュラル精製の豆がおすすめです。
また、深煎りのアイスとフルーティーのアイスを作り、ミックスするのもいいかもしれません。
ぜひ、ご自分の最高のアイスコーヒーを見つけてみてください!